スパークプラグ火花点検 - 自分で車整備

スパークプラグ火花点検 - 自分で車整備

エンジン

の調子が悪く、

スパークプラグ

点検を行った際の目視点検によるスパークプラグの状態が悪いために、ハイテンションコード(プラグコード)の点検のため火花チェックを行います。

その他、不具合による火花点検のメリットはありません。

<準備・必要なもの> ・軍手(手を汚さないため) ・プラグレンチ(車種のスパークプラグの規格に合ったもの) ・ラチェット、またはT型レンチ
・ロングエクステンションバー(プラグレンチの先端が長ければ必要ありません)

-10mmのソケット(エンジンカバー、ダイレクトイグニッションを固定しているボルトを取り外すため)

<作業内容> 1、ボンネットを開け、エンジンルームを開きます。

(2)エンジンカバーが付いている場合、10mmのソケットを組み合わせて取り外します。 (ここでスパークプラグ点検・交換が容易であるかどうかの判断ができます)

3、エンジンルーム内から写真を参考に、エンジンの上部にあるプラグコードを探します。

(4)ダイレクトイグニッションの場合、プラグコードではなくコネクターとなっているので、エンジン上部の黒い塊を探します。

5、プラグコードの付け根を持ち、真上に引き上げ取り外します。 (注意※1、2)

(6)ダイレクトイグニッションの場合、まずコネクターのツメを押しながら引き抜き、ダイレクトイグニッションからコネクターを外します。
(配線の長さからコネクター取り付け位置を間違わないように作られているとは思いますが、あいまいな場合はメモや色分けをしましょう)

(7)ダイレクトイグニッションを固定している10mmのボルトを、工具を組み合わせて外します。
ボルトが外れるとダイレクトイグニッションがフリーの状態になるので、簡単に取り外すことができます。

8、取り外し工具の準備。 「プラグレンチ」「エクステンション(ロング)」「T型レンチ」を組み合わせ、スパークプラグ取り外し準備をします。
(「プラグレンチ」でそのまま取り外し可能であれば、工具の組み合わせはひつようありません)

9、スパークプラグを緩める。 工具を反時計回りに回して、スパークプラグを緩め取り外すのですが、取り外す時の力(トルク)は取り付ける際の締め付けトルク(力)の目安となるので、感覚として覚えておいてください。

10、スパークプラグを取り出す。 プラグレンチ内に磁石が取り付けてあるので、ゆっくりと持ち上げれば一緒にスパークプラグが付いてきます。 (注意※3)

11、古いスパークプラグの点検。 電極(写真の赤丸)の先端の角が丸くなっていると火花を飛ばしにくくなるので、スパークプラグの交換サインです。
新品を持っているのであれば見比べてみましょう

12、スパークプラグにプラグコードを取り付けます。

13、火花点検 感電しないように注意し、プラグコード引き抜いた位置を持ち、スパークプラグをボディーアース近く「10〜15mm」程度の位置に近づけます。
クランキングを行い、火花の状態を点検します。

14、スパークプラグを取り付けます。
プラグレンチにスパークプラグをセットし、落とさないようにそっと入れていくのですが、磁力だけでスパークプラグを支えているので慎重に入れていきます。
(注意※4)

15、スパークプラグを締め付ける。 最初は力を使わずに指で棒をつまむように工具を時計回りに回して、ネジ穴を合わせます。
次に指だけで工具の中心部を持ち締めこんでいきます。 (すべて感覚で行いますが 整備士 が行っている簡単な作業です) (注意※5)

「指の力+工具」でスパークプラグを締めこんだら最後に手を使い締めこむのですが、約90度回せば取り外した時のトルク(力)になると思います。

それでも心配な方は手を使わず、指の第一関節の力だけで締めこんでいってください。

16、プラグコード取り付け。 プラグコードの取り回しに注意しながらプラグコードを挿し込み、「カチッ」と音が鳴るまで押しつけます。
(プラグコードは長さが決められているので取り付け位置を間違えることはありません)

(17)ダイレクトイグニッション取り付け。
ダイレクトイグニッションを取り付けてあった元の位置に戻すのが一番ですが、バラバラになったとしても特に問題はありません。

ダイレクトイグニッションを固定する10mmのボルトを取り付けるのですが、10mmのボルトは「工具+指の力」で締める程度で大丈夫です。

(18)ダイレクトイグニッションに付いていたコネクターを、取り付け位置を間違わないように「カチッ」と音が鳴るまで押し込み取り付けます。
(配線の長さから間違わないとは思いますが、ここでメモや色分けの効果がでてきます)

19、エンジンを始動し取り付け状態を確認します。 アクセルを踏んだ時の吹け具合など、以前と変わりないかチェックします。

(20)エンジンカバーを取り付け、10mmナット(ボルト)を「工具+指の力」で締めつけます。

21、再度、最終チェックをしてボンネットを閉じれば終了です。

<点検時期> スパークプラグ火花点検が必要となった時。

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