ヘコミ補修

キズにしろ、へこみにしろ、突き詰めてゆけば、かなりのレベルまで自分でで補修することは可能です。素人が自分のクルマを直す分には、どれだけ時間を掛けてもいいわけですから、失敗したらやり直せばいいだけです。

 

下記の手順が記載しますので、よく読んでから作業にかけてください。

 

  1. 耐水サンドペーパがけ
  2. パテ付け
  3. 汚れ落とし
  4. マスキング
  5. 下塗り
  6. カラーペイント
  7. コンパウンドがけ(仕上げ)

 

▼今回の補修に使用した主なアイテムはこちら

 

プラサフ グレー

灰色の下地塗料。

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カーペイント

スプレータイプの自動車用塗料。

 

 

リキッドコンパウンド細目

細目の液状ヤスリ。仕上げのツヤ出し用。

 

 

リキッドコンパウンド極細

極細の液状ヤスリ。鏡面仕上げ用。

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へこみ穴埋めパテ

小さなへこみ用の混合タイプパテ。

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カラーカット

塗装前処理用の洗浄剤。

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パテパレット

パテ作業を効率よく行う為のパレット。

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マスキングテープ

塗装時の必須アイテム。保護用テープ。

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マスキングシート

塗装時の必須アイテム。周囲まで保護するシート。

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耐水サンドペーパー

水に濡らして使える紙ヤスリ。

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あて木コルク

サンドペーパーを使いやすくするコルク製のあて木。

 

 

 


 

 

 

 歪みの出ている部分を中心に、耐水サンドペーパーでヘコミの周囲や奥まで磨きます。

 

 ヘコミ・穴埋めパテをパテ用パレットの上に約10cm取り出します。硬化剤の量はキズの程度や気候に合わせて適量を取り出します。

一度にあまり多くのパテを作りすぎると、すべての盛り付け作業が終わらないうちにパレット上で硬化してしまい無駄になりがちなので注意しましょう。

 パテと硬化剤を、ヘラを使って手早く混ぜ合わせます。パテは15分ぐらいで完全に硬化するので要注意。

混ぜ合わせたパテは、パレットの縁などを利用してパテを球状に整形しておくと、キズに盛付けていく作業が上手くキレイに行えます。

 パテをヘラに取り、ヘコミの中心からできるだけ平滑に盛り付けます。中心部に盛ったパテでヘコミを埋めるようにヘラを寝かせて盛り付けるのがポイント。

冬の寒い時など、なかなか硬化しない時は家庭用のドライヤーで暖めると早く硬まります。

 

気泡やクレーター、カケなどがあったら表面を乾燥させた後、少量のパテを作り、その部分に上から押し付けるようにパテを付け、先ほどの320番前後の耐水サンドペーパーがけに戻ります。

 約15~20分でパテが硬化したら、円柱状の当て木に貼り付けた100番の耐水サンドペーパーでパテを削ります。水を付けながら削ると滑らかに削れます。

 指先で確認しながらある程度平らになるまで削ります。その後320番前後の耐水サンドペーパーに付け替え、同じように削ります。

 パテと塗装面の段差がほとんどなくなり平らになったら、1000番の耐水サンドペーパーに付け替え、表面をツルツルに仕上げます。

 表面が平らになったら、カラーカットで周囲のワックス分や汚れなどを取り除きます。

塗装面とスプレーの距離は20~30cmが目安。当て紙の正面から吹くようにします。塗装の間隔は約5~10分が目安です。当て紙についた塗料を指で触り、指につかなければ次の塗装作業に入れます。

 マスキングシートで周囲をマスキングします。

 乾燥状態を確認し、プラサフ(下塗り)を塗り重ね、1000番の耐水サンドペーパーで表面のザラつきを取り除く程度に軽く磨きます。

 当て紙は塗装面から1cmほど浮かして、穴の正面からプラサフを、最初は地色がすけて見える程度に薄く塗り、3~5回に分けてパテ補修面が完全に隠れるまで重ね塗りします。

メタリックやパールマイカ系の場合は、一度に厚塗りせず、塗装面との距離を近付けたり離したり、また動かすスピードに変化をつけ重ね塗りします。5~10分後、クリアペイントを広めに1~2回薄くスプレーしていきます。

 ダンボールなどにプラサフの時より一回り大きい穴を開けます。ダンボールを塗装面から1cmほど浮かし、カラーペイント缶をよく振ってから、20~30cm離して正面から薄く約10回前後重ね塗りします。

 マスキングは1~2時間後、表面が乾いたらはがします。

 そのまま1週間以上自然乾燥させます。完全に乾いてから柔らかい布を使い、コンパウンドの細目 →極細の順に磨き、最後にワックスで仕上げます。

 表面になめらかなツヤがでたら完成です。

 

Image Credit By Simon Raczka

 

 

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